1954-04-19 第19回国会 衆議院 決算委員会 第27号
政府といたしましてもしばしば、もうその出頭陳情と申しますか、訪問陳情と申しますか、出頭陳情して来ても、陳情があるならば書面で陳情してもらいたい、そうして書面陳情の方を優先的に取扱うようにするというような閣議決定も一、二度いたして、徹底をはかるように、何とか陳情の弊害を除去する方法はないかということで、苦心をいたしておるわけでございますが、これは御承知のように、この陳情が非常に大きくなりましたのは——
政府といたしましてもしばしば、もうその出頭陳情と申しますか、訪問陳情と申しますか、出頭陳情して来ても、陳情があるならば書面で陳情してもらいたい、そうして書面陳情の方を優先的に取扱うようにするというような閣議決定も一、二度いたして、徹底をはかるように、何とか陳情の弊害を除去する方法はないかということで、苦心をいたしておるわけでございますが、これは御承知のように、この陳情が非常に大きくなりましたのは——
昨年でありましたか、政府におきましては、陳情行政につきましては書面陳情を先にするということの決定をされ、公表されたのでありますが、その後陳情行政について何らの変化を私ども見ないのであります。
故に政府としては先ず書面陳情と言いますか、事情は書面にして、書面処理を第一に努めて、そして直接関係者の事情を聞くということが必要な場合には、必要な程度にとめたい、こう私は考えておるのであります。併しながらこれはなかなか実行が伴わないのであつて、こちらがそう申しても、どしどし陳情に出て出張するという現在状態であります。